ここも国道・県道

 広島県の国道・県道を走りつつ見つけた、変わった場所を紹介します。

 短い県道



 府中市上下町の福塩線上下駅を、駅前を通る国道432号線の横断歩道脇から撮った写真。駅舎とただの駅前ロータリーにしか見えないが、実は「一般県道上下停車場線」である。県道の総延長はたったの17.4mしかない。

 もっと短い県道を発見!日本一短い県道!


 国・県道路線一覧で、一般県道安登停車場線の延長が7mとなっている!
 これは日本一短い県道では?、ということで、呉市安浦町安登の現地へ行ってみた。左が国道185号線の方向から、右が安登駅前から撮った県道安登停車場線。




 信号柱の脇に建設省の境界鋲らしきものがあった。ということは、この線上が県道の終点か??境界鋲から、側溝+コンクリートのある間が県道かと思い見てみるが、どう見ても7mよりも長く、位置が中途半端。どこまでが県道なのか、いまいち解せない。(ここまで、平成10年当時の状況。)

 その後、平成12〜13年度にかけて、道路改良工事が行われ、県道安登停車場線は拡幅された。なんと、県道の延長(7m)よりも、道路幅員(14m)のほうが広くなった。下の写真が拡幅後の安登停車場線。




 さらに、平成19年に入り、RCCラジオなどのメディアでこの県道が取り上げられたのを契機に、県道安登停車場線の路側に、「日本一短い県道」であることを案内する看板が、呉市・安浦町観光協会によって建てられた。こうしたことで案内板が建てられるということに、感慨深いものがある。この看板には、県道の延長・幅員のほかに、地図上にどの部分が県道なのか、詳しく描かれている。
 なお、平成17年に発行された国・県道路線一覧から、県道安登停車場線の実延長は10mとされている。


 また、長野県道上田停車場線は、駅前ロータリーの整備により、実延長が7mとなり、実延長で日本一短い県道となっている。このため、安登停車場線は、総延長で日本一短い県道となっている。

 県道の上に突き出た岩


 庄原市東城町三坂と、神石高原町新免を結ぶ、一般県道三坂手入線の神石高原町新免にある、道路の上に突き出た岩。そうやすやすと落ちるものではないが、自分が通る時に岩が落ちてこないよう、祈りながら通るしかない。

 日本一(?)曲線半径の小さいカーブ


 一般県道井関加茂線・神石高原町時安にある、強烈なカーブ。
 あまりにも曲線半径が小さ過ぎて、普通車は一回で曲がりきる事が出来ない。(軽自動車ならば可能か?)道路附図には、R=2(!)と記入されていた。

 国道184号線 開ノ木トンネル



 歩道トンネルの中にある、説明板。

 尾道市木ノ庄町の国道184号線にある、開ノ木トンネルは車道と歩道のトンネルが2つ並んでいる構造。
 実は歩道トンネルの方は、昔ここを走っていた尾道鉄道のトンネルを利用し、内部にコンクリートを巻きたてたもの。尾道鉄道は、尾道−市(尾道市御調町)を結ぶ鉄道だったが、昭和39年に全線が廃止された。


 開ノ木トンネルからもう少し三次寄りに行くと、国道の脇にレンガ造りの尾道鉄道の4号トンネルがそのままの形で残っている。(左の写真)このトンネルは現在は市道として利用されている模様。


 石畳の道


 呉市下蒲刈町三之瀬の主要地方道下蒲刈川尻線。
 歩道に石板などを敷き詰めた道は他でも見掛けることがあるが、ここは歩道だけでなく、車道にまでも石を敷き詰めた石畳の道となっている。

 県道の上で進水式


 一般県道川尻安浦線・呉市川尻町東にて。
 県道のすぐ横まで新造船を造る船台が迫っており、県道の上に紅白の幕をまとった進水式の支綱切断を行うステージが設置されている。

 県道の上にゴルフボール多数




 県道下瀬野海田線を走り、広島市安芸区瀬野町と畑賀町の間にある水越峠の頂上にさしかかると、道路の両側に続くブロック積の上をまたいで、金網で作られた奇妙なシェルターのようなものが出現する。さらに、畑賀側へと走っていくと、もう一つ同じように金網のシェルターがある。
 これは、県道の両側に拡がる瀬野川カントリー倶楽部のコースが県道のすぐ近くにあり、県道を走る車をゴルフボールから守るために設置されているようだ。見上げてみると、結構な数のゴルフボールがこの金網に引っかかっている。

 歩道の上に鳥居


 廿日市市大野の大野インター入口南、県道栗谷大野線の歩道上には妹背の滝の近くにある大頭神社の鳥居が建っている。
 この道は現在、上下合わせて4車線+歩道がとれる幅に拡幅されているが、拡幅前は鳥居の下をくぐるだけの幅の道、神社の参道がまさに県道だったそうで、鳥居だけは拡幅前とかわらずそのままの位置に残っているとのこと。

 地下街シャレオ




 広島市の中心部・紙屋町にある地下街シャレオは、南北と西側の区間は国道54号線の真下にあり、国道54号線の地下歩道ということになっている。
 時折イベントも開かれる、シャレオの中央広場(左上の写真)の上は紙屋町交差点となっており、昼間は多くの車や路面電車が往来している。

 相生橋


 広島市中区の旧太田川(本川)に架かる国道183号線・相生橋。
 相生橋のすぐ南側で、旧太田川から元安川が分かれており、平和記念公園へも相生橋から渡れるように、全国的にも珍しい橋の上に交差点があるT字形の橋となっている。(下の写真提供:広島県)




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