その1.広島県世羅郡世羅町にて



 国道184号線から県道宇津戸八幡線へと入る。以前は交差点の脇に木製の電柱があり、その電柱にに「↑ 長尾」の看板が取り付けてあったが、その電柱と看板は姿を消していた。


 片側1車線に歩道が整備された県道から、左へと1車線幅の狭い旧道へと入る。道路沿いに建つ電柱には、「長尾支線」と書かれたプレートが取り付けられている。



 旧道を進んでいくと、道路の左手に「長尾」の地名が入った農業用の機械倉庫が建っている。そのすぐ先に、コンクリート舗装の坂道が分かれているので、その道を登っていく。




 すると、先ほどの倉庫のすぐ上の小山の頂上に1軒の建物と小さな社がある。建物には、長尾集会所の看板が掛かっている。

 社の境内には、石碑がいくつか置かれてあり、その中に「長尾地区圃場整備事業完成記念」と刻まれた石碑が建っている。小山から見渡すと、谷に開かれた水田の中を県道のバイパスが通っている様子がよく分かる。


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