天橋立で有名な京都府宮津市から、与謝峠を越え、福知山市へと向けて国道176号線を走っていると、偶然にも福知山市長尾という集落を通過した。
カーブのほとんどない整備された国道から、長尾の集落へと入る市道の交差点に、トタンで作られた待合所を備えた丹後海陸交通の長尾バス停がある。その周辺の法面にはシバザクラが植えられているようで、「しばざくら 花の郷長尾」と書かれた看板が建てられている。
市道沿いに建つ電柱にも、「長尾」の文字がある。
福知山市長尾は、山間の南北に続く谷に沿って広がる静かな、小さな集落だった。