その23.沖縄県国頭郡国頭村にて



 やんばるの森が拡がる沖縄本島の北部。国道58号から分かれて、大国林道という林道を走ること30分近く、それまでうっそうとした林の中を走り続けていたが、前が開けたかと思うと、一本の橋がある。
 その橋が長尾橋である。


 親柱に付いた銘板によると、平成6年3月に完成しており、橋のはるか下を流れている川は比地川という川であることが判る。
 こんな山奥に橋を架けるための重機や資材を運ぶのも大変だったろうと思われる。



 時折、鳥のさえずる鳴き声が聞こえる以外は、聞こえる音はほとんどない。
 やんばるの森は、まだまだ奥深くまで続いており、比地川の源流は沖縄本島最高峰の与那覇岳の山頂近く。
 この辺り一帯の山を長尾山というそうだが、どの山が長尾山というのはなく、首里王城の造営・改築の際、山で伐採した木材を運搬するときに唄った沖縄を代表する木遣(きや)り歌「国頭サバクイ」に、「長尾山の樫は重くて引けない」という歌詞があるそうだ。

参考
 沖縄の風景「やんばるの森、長尾橋、国頭サバクイ」
 琉球新報ホームページ 沖縄用語辞典 「国頭サバクイ」


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