その6.鳥取県鳥取市青谷町にて



 鳥取県に「長尾鼻」という岬を見つけたので、行ってみることにした。
 国道9号線を鳥取方面へ向けて東進していると、青谷町の町並みを北側を通り過ぎる。その先の登坂車線を登りつめたところに、「西因幡県立自然公園」「長尾灯台入口」の看板がある。ここを曲がり、奥へと入っていくと、長尾鼻に到着する。


 岬の先端には、長尾鼻灯台という名前の灯台があった。説明板によると、昭和28年 3月に、この灯台は設置されており、昭和43年に無人化されている。灯台の光は、約40km先まで届き、夜の日本海を照らしている。
 また、長尾鼻一帯は、磯釣りも楽しめるようで、磯釣り案内図も設置されていた。



(左)長尾鼻を西から眺めたようす。奥のややかすんで見える岬が長尾鼻。
(右)長尾鼻の展望台からの風景。天気の良い日には、大山や隠岐も見えるらしいが、この日はあいにくの天気で見えなかった。


 海岸沿いを走る在来の国道9号線に替わる道路として、国道9号線青谷羽合道路の整備が進められ、平成17年11月には全線が開通した。
 このときに長尾鼻への入口を通るルートに対して、南側の山をトンネルで抜ける新ルートが供用を開始しており、そのトンネルには「長尾トンネル」という名前が付けられている。銘板によると、トンネルの延長は1211.5mだか、トンネル坑口の標識には小数点以下を切り上げて、1212mと書かれている。これは奇遇ながら、私の誕生日12月12日にもつながる数字である。




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