その7.香川県さぬき市にて

 「長尾」の宝庫であった香川県大川郡長尾町は、平成14年に周辺の大川郡津田町、大川町、志度町、寒川町との合併により市制を施行し、さぬき市となった。さぬき市となった後の旧長尾町を再び訪問してみた。





 以前は「長尾」だけだった標識の行先地名に、さぬき市の文字が加えられて貼り付けられているのが分かる。(上段左の写真)当然ながら、地名の表示も長尾町から、さぬき市の表記へと取り替えられている。




 長尾町役場はさぬき市長尾支所となっており、庁舎前の表記も取り替えられているが、敷地の一角には長尾町役場と刻まれた石碑も残っていた。


 ハローワークは、「長尾」の名前が完全に消えてしまっていた。(左右の写真が新旧対照)これからは、次第にこういう施設が増えていくのであろうが、一抹の寂しさを覚えずにはいられない…。


 高松市から長尾方面へと続く道は長尾街道と古くから呼ばれており、道路の通称名を記した標識が建てられている。



 農協が開いているスーパーマーケットAコープ長尾店の看板と、長尾郵便局と香川銀行長尾支店。



 長尾警察署の建物と、その案内標識。



 高松琴平電鉄には長尾線という路線があり、長尾線の終点は長尾駅である。




 続いて、長尾税務署・長尾小学校に加えて、香川県長尾土木事務所。



 ツインパルながおという、温泉・体育館などが一緒になった施設。亀と鶴のキャラクターは、近くにある亀鶴公園にちなんだものと思われる。



 四国巡礼第87番札所長尾寺。ちなみに最後の札所である、第88番札所大窪寺も旧長尾町内にある。



 長尾寺から大窪寺への遍路道の途中にある、道の駅ながお。さぬき市となったあとも、「長尾」の宝庫であることには変わりないようである。


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