その9.神奈川県川崎市多摩区にて






 JR南武線宿河原駅から南に歩いて行き、川崎市多摩区長尾へと入る。まずは、二ヶ領用水に架かる「長尾橋」という名前の橋を見つける。



 続いて、用水沿いの道に川崎市営バス・東急バスが共用している「長尾」バス停があった。


 用水沿いから、南にある高台へと続く坂道を登っていくと、長尾町会の掲示板があった。お知らせの掲示に混じって、長尾神社の七五三祈願祭のポスターも貼ってある。



 用水沿いから、南にある高台へと続く坂道を登っていくと、町会の掲示板、当然ながら長尾の地名が入った住居表示板、それから長尾小学校があった。




 長尾小学校から道なりに進んで、産業医学総合研究所の前を通り過ぎる。その先に建っている見慣れない建築物は、川崎市水道局の長尾配水塔。


 長尾配水塔から南に行くと、多摩区の隣の宮前区に入っていた。宮前区五所塚にありながらも、長尾公園という名前の公園があったが、昔はこの辺り一帯が長尾と呼ばれていた名残なのだろうか。



 長尾周辺の緑地や寺社を巡る、長尾の里めぐりというハイキングコースが設定されており、コース上には案内看板が設置されている。毎年1月7日に豊作を祈る射的祭が伝えられている長尾神社もそのコースに組み込まれている。



 長尾山妙楽寺というお寺には、室町時代末期の永正6(1509)年に作られた木造薬師如来像と両脇侍像が所蔵されている。あじさい寺としても有名で、あじさいの花が最盛期を迎える頃には、あじさい祭りが開催されるそうだ。



 坂道を下りて、再びもとの用水沿いに出たところで、そこからすぐ用水の対岸へと渡ると、先ほど歩いた高台の山の木々が見える。用水沿いの道路の一本北の幹線道路を渡り、ローソンの横を入る脇道のそばに、長尾町会の災害用井戸があった。この脇道を通り抜けて、宿河原駅へと戻った。


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