一般県道中大迫清田線・倉橋町長谷


 一般県道中大迫清田線は、倉橋島の東端近くの集落、呉市倉橋町大迫を起点に、島の東海岸に点在する集落を経て、呉市音戸町先奥の国道487号線に至る路線。
 昭和47年に県道に昇格したものの、全線にわたってどの県道とも連絡しておらず、県道音戸倉橋線から市道経由で結ばれているという状態が続いていたが、平成18年 2月13日に倉橋町長谷に最後に残されていた不通区間が開通し、全線を走破することが可能となった。
(新規開通区間以外の全線に渡る様子は、広島県の酷道・険道のページからご覧ください。)



 右手に湾となった奥ノ内港を望みながら、片側1車線で整備された快走路が続く。



 真新しいアスファルト舗装と区画線、ガードレールの続く道を走り、長谷の集落が見えてきたところで、緩やかな坂道を下り、長谷橋を渡ったところで新規開通区間は終わり。


 以下の写真は、平成12年 4月のものです。



 手元の地図では道路が途切れているものの、その区間は実際には改良された道路が続いているおり、そのままさらに先へと進んでいく。さっきの未改良の道路を舗装機械がどうやって入ってきたのか、それが不思議。しかし、その道も舗装が途切れるところで行く手をチェーンで塞がれており、車ではここでストップ。



 工事半ばの道路を歩いてみるが、山に突き当たったところでその道も途切れたため、それ以上の探索は断念。



 今度は国道487号線・音戸町先奥の県道中大迫清田線の終点側へ移動し、ここから南へと進んでいく。この付近が音戸町と倉橋町の町境で、こちらもまた1車線の狭い道が続いている。


 先ほど通った工事中の道路の山を切った法面が、湾を挟んだ先の山の中腹にはっきりと見えるので、通行不能の区間は案外と短かそうな感じ。



 長谷の集落に入ってすぐのところで、集落の中へと向かう町道から左手に分かれて、長谷川に長谷橋という名前の橋だけが架かっているが、その先の道は全然整備されていない状態で途切れている。



 長谷橋を渡って、その先を護岸沿いに進み、奥にある小屋のところを山のほうへ上がっていく。



 坂道を上がったところの平場には、先が黄色い用地巾杭らしきものが打たれている。そこから竹薮を通って下へと続く小道があったので、その道を下りて、海岸線沿いに出たものの、その先は険しそうな山で道もないので、ここで探索終了。


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